この度は、2023年4月24日の「アキバスクランブル」公演(2部)にて、お客様企画によるステージビジョン映像について、所定のタイミングで出力されなかったことにつきまして、以下ご報告をさせていただきます。
1.「お客様企画映像」について
本企画は、SHOW DINER各公演にてお客様が企画した映像(生誕や卒業祝いやメッセージ等)を公演のフィナーレにステージビジョンに掲出するものになります。
事前にお客様からのご要望を受け、劇場が有償にてお受けし、対象のメンバーにもバックとして報酬が渡るシステムです。
2.対応について
ご迷惑をおかけしたお客様には、お支払い頂きました全額返金と、返金には関係なく出演者への報酬を予定通り行なうことといたします。
3.原因について
ステージビジョンの映像送出スタッフの失念によります。
通常、企画内容をお受けした場合は以下の手順にて、運営スタッフと映像送出の技術スタッフによる準備が行われています。
(1)公演実施前1週間分の企画共有
公演1週間分のステージビジョンや祝い花などお客様企画については、運営スタッフが取りまとめた上、1週間分が担当曜日が異なるスタッフ含め、すべての劇場スタッフにメールにて共有されます。
この作業については、それぞれ通常どおり行われ、該当するすべてのスタッフが予め確認出来ておりました。
(2)公演当日の技術セッティング
映像スタッフは、公演前に静止画映像をビジョンに送出する機器に「お客様映像」をメモリーさせる準備を完了させます。
この機器は、フィナーレの該当タイミングでボタンを押すと、そのまま出力されるものになっています。
この作業についても、あらかじめ確認出来ておりました。
(3)公演直前の各セクション確認
公演直前の午前10時すぎには、運営スタッフから当日公演について各セクションへの申し送りを行い、その際、映像スタッフにも本件についての最終確認が行われます。
この作業については、それぞれ通常どおり行われました。
(4)本番での映像送出
公演の指定のタイミングになったところで、手動により前述の機器を操作し、ステージビジョンに映像を掲出します。
この作業を担当スタッフが失念し、モニターしていた運営スタッフとお客様からのご指摘により、タイミングから大幅に遅れての送出となりました。
4.対応
(1)技術的対応
掲出のタイミングがあらかじめ決まっていることから、自動で出力されるような設定にし、手動での操作は、そのバックアップとします。
これまで、通常の公演とは演出が異なることを理由に、手動での機器の操作としておりましたが、あらかじめ公演のプログラムに組み込み、指定のタイミングになれば自動で送出されるようなシステムに変更をすることとします。あわせて、手動での送出は引き続き準備をすることで、より確実な送出体制とします。
本修正については、即日実施をし、引き続き新たな不具合がないか監視を強化し、手動でのバックアップを行いつつ、より安全な公演運営を行っていくこととします。
(2)人的対応
対象の映像スタッフについては、劇場運営全体の進行についての再教育を実施します。その上で、ブース内の照明、音響各スタッフとの連携、相互チェックによる防止策を講じることとします。
また、劇場に関わる全てのスタッフについては本件についての共有を詳細に行った上で、管理、運営体制の不備やチェック体制の強化について、改めての確認を引き続き行っていくこととします。
この度は、お客様にはご期待いただきながら、弊劇場の不手際によりご期待どおりの企画を実施できず、大変ご迷惑をおかけしましたことを深く反省しております。
また本件により、お客様の大切な思い出や体験が台無しになってしまったことを重く受け止めております。ご迷惑をおかけしたお客様はもちろん、日頃より当劇場をご利用いただいているお客様にもご心配をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
今後は、このような事態が二度と起こらないよう、より一層の注意を払ってまいります。
何卒、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。